実は、ANAもJALもほとんど乗ったことがありません。
航空会社のサービスや評判などは気にせず、そのとき最安値の飛行機を選ぶからです(笑)
実際に国内旅行よりも海外ひとり旅の方が多いため、エアチャイナ、エミレーツ、タイ国際航空などをよく利用しています。
今回は格安航空券を利用してマイルを貯めるにはどうすればお得なのか、おすすめのカードを徹底的に調べてみました。
『そもそもマイルってなに?』という人は、こちらを先にご覧ください
格安航空会社が提携しているアライアンスはどこが多い?
航空券を取るときは、スカイスキャナーで最安値を検索してチケットをとります。
時間は多少気にしますが、特に評判などは気にしません。(その理由はこちら▶︎)
主に使う航空会社は、最安値でよく出てくる、エアチャイナ、シンガポール航空、タイ国際航空、エミレーツ航空、エティハド航空、アエロフロート ・ ロシア航空です。
マイレージカードを選ぶ際にはこれらの格安航空会社をなるべく網羅したアライアンスがいいですよね。
下図では3つのアライアンスで格安に分類される航空会社を比べてみました。
加入数 | 主な格安航空会社 | |
スターアライアンス | 28社 | (ANA)エアチャイナ、タイ国際航空、ルフトハンザ 、シンガポール航空 |
ワンワールド | 13社 | (JAL)キャセイパシフィック航空、フィンランド航空 |
スカイチーム | 20社 | チャイナ エアライン、 中国東方航空、 中国南方航空、ベトナム航空、アエロフロート ・ ロシア航空 |
アラブを経由するエミレーツ航空・エティハド航空は、アライアンスには加盟していない珍しい航空会社です。
ただ、エミレーツ航空はJAL系、エティハド航空はANA系とマイレージのみ提携しており、マイルを貯めることができます。
色々と調べた結果、
格安の王様・エアチャイナ、ヨーロッパに強いルフトハンザ、トランジットに便利なタイに加えて、最多28社の航空会社を利用できるという点から、格安航空券を利用している人はスターアライアンス系でマイルを貯めるのがおすすめです。
結論:最安値の航空券で渡航するという人は”スターアライアンス ”のカードでマイルを貯めよう
選択肢は3つ!マイルを貯めるのに最適なカード一覧
一口にスターアライアンス系のカードと言ってもたくさんの種類があります。
ポイントの交換ができたり、他のサービスと連携できたり。複雑になる分、使いこなせないことも多くなってしまいますよね。
そこでおすすめなのが、飛行機で貯めたマイルは飛行機で使う、という1番シンプルな使い方。
その上で、もっとも便利なカードを3種類、厳選してご紹介します。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | ANA ToMe CARD PASMO JCB(ソラチカカード) | MileagePlus セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード | |
年会費 | 7,000円+税 | 2,000円+税 | 1,500円+税 |
マイル有効期間 | 36ヵ月 | 36ヵ月
(カード利用で獲得したポイントは2年) |
利用開始時から18ヵ月 (利用している限り実質無期限) |
運営航空会社 | ANA | ANA | ユナイテッド航空 |
海外旅行傷害保険 | 有(最高3,000万円) | 有(最高1,000万円) | 有(最高3,000万円) |
航空券以外でマイルが貯まるor貯まらない | ・ショッピングや公共料金の支払いで貯まる | ・PASMOで貯まる(オートチャージ/定期購入/電子マネー利用可) | ・マイルアップメンバーズ(年会費5,000円)になることで普段のショピングでマイルが貯まる ・セゾンカード特典(西友など)が受けられる |
公式HP | →ANAアメリカンエキスプレス公式 | →To Me CARD公式HP | →セゾンカード公式HP |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAマイレージプログラムの中で、一番メジャーなカード。
常に何かしらの入会キャンペーンを行っており、カードを作るだけでも3万マイル近くGETすることができます。
ANA利用の際のポイント優遇制度が充実しています。国内外の空港ラウンジ・手荷物無料宅配など、持っているだけでワンランク上のサービスを受けることができるカードです。
ANA ToMe CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
交通系ICカード「PASMO」と合体したANAカードで、定期券購入やオートチャージなど、PASMOを活用することでマイルを貯めることができます。
飛行機(空)でも電車(地下)でもマイルが貯まるので「ソラチカカード」、飛行機に乗らずにマイルを貯める“陸マイラー”から、圧倒的な人気を集めています。
MileagePlus セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
単純にマイルを貯める目的であればこのカードが1番おすすめ。
航空券に限らず普段の買い物でも、1回でもカードを使えばマイルの期限が延びるので、3年間の有効期限があるマイルを実質無期限にすることができるんです。
年会費も圧倒的に安く、VISAではなくアメリカンエキスプレスを選べば毎年500マイルをプレゼントしてくれるなど、マイルが貯まりやすい仕組みが充実しています。
初心者向け!マイルのQ&Aまとめ
そもそもマイル・マイレージカードって何?
航空会社がお客さんにリピーターになってもらうために提供している、ポイントサービスです。
いわゆるコンビニのTポイントカードとか、楽天カードを想像しましょう。
例えば、楽天カードなら、楽天市場などの同社サービスで使うことでポイントが貯まりますよね。それと同じで、航空会社では、その航空会社の飛行機で飛んだ距離に応じてポイント(マイル)がもらえます。しかし、これだといつも同じ航空会社を利用しなければならないので不便です。
そこで、各航空会社がさまざまな国の航空会社とグループを作っています。同じグループであればマイルが貯められたり、空港サービスが受けられるという仕組みです。
Tポイントカードにもクレジット付帯のものがありますが、コンビニでもTSUTAYAでも提携しているお店であれば使用できるのと一緒ということですね。
このグループのことを「アライアンス」といい、スターアライアンス、ワンワールド、スカイチームの3つがあります。
実際に、年に何回乗ればお得なの?
マイルって、年に何回も乗らなければ意味がないんでしょ?と思われがちですが、それは国内旅行でマイルを貯める時のみ。海外であれば年1回もあれば十分です。
というのも、特典航空券を交換するために必要なマイルは、およそ1.2万マイル以上。
国内だと1~2万マイル、海外だと1.5万マイル以上あれば韓国やアジアの往復航空券と交換できます。(アメリカ・ヨーロッパなら3~5万マイル)
あくまで目安になりますが、アジア往復でおよそ2,000〜4,000マイル、アメリカ・ヨーロッパ往復でおよそ6,000〜7,000マイルが貯まります。
マイルの期限は3年なので、3年間の間に「2回以上ヨーロッパやアメリカにいく」「3~4回はアジアに旅行にいく」という人は、それだけで航空券を無料グレードアップさせたり、往復航空券を無料で取ることができます。
そのため、年に1回以上海外にいくという人は、絶対にマイルを貯めたほうがお得です。
格安航空券で海外に行く人におすすめのマイレージカードまとめ▶︎
国内の航空会社は貯められないの?
国内のほとんどのLCCでは、マイルを貯めることはできません。
タダでさえ安い航空券。例えばLCCでマイルを貯めて、JALの高い航空券に交換できたとしたら運営側は割にあいません。
ジェットスターのみ、株主であるカンタス航空などのマイルを貯められるといった例外はあります。
また、一部海外の航空会社がLCCのマイルを加算できるキャンペーンをやっていることもありますが、よほどたくさんの国内線に乗る人でなければ国際線でカードを選んだ方がメリットは大きいでしょう。
クレジットカードじゃないと貯められないの?
クレジットカードでなくても、マイルカードのみで貯めることができます。
マイルを申し込むには以下の3つの方法があります。
- インターネット経由で自分で申し込む
- 飛行機搭乗時に用紙を貰って申し込む
- 航空会社発行のクレジットカードを申し込む
3のクレジットカード付帯の方がマイル、つまりポイントが貯まりやすいのは確かですが、カードの申請が面倒臭いという人は、1、2の方法でマイルのポイントカードを作ることが可能です。
まとめ
格安航空券で海外に行く人におすすめのマイレージカードはこちらの3種類。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
<こんな人におすすめ>
- ANAマイレージプログラムを利用したい
- 入会時にマイルを大量GETしたい
- すこしリッチな待遇を体験したい
ANA ToMe CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
<こんな人におすすめ>
- 電子マネーをよく利用する
- 飛行機だけでなく、電車でもマイルを貯めたい
- ANAマイレージを利用したいけれど、年会費は抑えたい
MileagePlus セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード
<こんな人におすすめ>
- 年会費を圧倒的に抑えたい
- 有効期限を気にすることなく、マイルを貯めたい
- 面倒なことは気にせず、純粋に飛行距離でマイルをお得に貯めたい