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海外で突然の飛行機キャンセル….実際にこう対応しました【旅先トラブル・体験談】

2018年8月31日

とある夏の日、午前11時。上海空港にてー

パリ・シャルルドゴール空港から、上海を経由して日本に帰国するときのこと。

上海の空港でいきなり次の日本行きの便がキャンセルになるという事件がありました。

飛行機が飛ばない?

なぜ欠航になったのか理由ははっきりしなかったのですが、とりあえず今日の便は飛ばないとチェックインカウンターで断言されてしまったのです。

当然、チェックイン待ちをしていた人々は困惑。

私もスーツケースを引っ張って、わけのわからないまま人の並みに揺られ、航空会社のチケットカウンターに行きました。

(チケットカウンターは大抵、チェックインカウンターのスペースの近くにあります)

突然の飛行機キャンセルにどう対応したか

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担当者の話をまとめると、

  • 今日の飛行機は飛ばなくなってしまった
  • 日本に行く飛行機は、今日はもうない
  • 最短で明日の17:00のチケットならとれる

「え、じゃぁ明日の17:00(現在12:00)まで、ここ(空港)で待てってこと?」

と英語で聞くと、イエスの返事。

ここまでパリから上海まで12時間のフライトをしてきて、へとへと。

さらに29時間も空港で過ごすなんて!

その時は怒りやら疲れやらで一旦思考が停止してしまいましたが、

『テレビでやっているような事故も事件も不運も、絶対に自分の身に降りかからないなんてありえない』

と思い直し、なんとか改善策を考え始めました。

最悪なパターンを含めて、3種類。その時の私の思考がこんな感じです。

  1. 一番いいのは、航空会社にホテルを手配してもらうこと →1回断られてるけど行けるかな…
  2. 自分で空港周辺ホテルをとること →出費が痛いけれど仕方ない
  3. 最後の手段は、空港で明日の便まで待つこと →死ぬわけじゃない

一番最悪なのは、27時間を空港で過ごすことです。

もしそうなった場合は、着替えのできそうなトイレ、携帯やPCの充電、水と軽食の確保。そのために、ちょっと出費はかさんでしまいますが、空港での両替とSIMカードの購入も考えなければいけないと考えました。

(空港のWiFiが遅くて使い物にならず、ネット環境なしで27時間過ごすのは無理だと思ったので)

次の手としては、空港の周りのホテルを自分で手配することです。

チケットカウンターのお兄さんには「この周辺のホテルはどこもいっぱいだからとれないよ」と言われましたが、

全室満室なんて滅多にありえない(高額なスイートクラスの部屋はほとんど空いているはずだから)と考え、空港のおそーいWiFiでなんとか探したところ、空いてる空いてる。8,000〜1万円ほどだせば泊まれそうであることを、とりあえず確認しました。

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そして不運の中でも一番いいのが、航空会社にホテルを手配してもらうこと。

これはチケットカウンターとチェックインカウンターでそれぞれ聞きましたが、一回断られていました。

しかしこちらは12時間もフライトを経験し、さらに4時間も待っているんだぞ…!

ともう一度アタック。

すると、私のeチケットをみたスタッフがパリからの乗り換えであることに気づきます。どうやら前の便のフライト補償で、ホテルを手配してくれるそうです。

この時もまだ最悪を想像していて、「いっそ上海で遊ぶんでいくか」ぐらいの気持ちでいました。

充電器を確保しつつ、なんとか繋がったPCのWi-Fiで、上海の情報をぽちぽち(笑)

16:00に「カウンターに来て」と言われたんですが、なんとなく嫌な予感がして15:30に突撃。

人いっぱいで忙しいから「17:30にまた来て」と言われて、これはたらい回しにされるやつや!と確信しました。

カウンター前にそのまま居座ること30分。粘り勝ちでスタッフから「ホテル用意できたよ」の返事が。

やっぱり乗客によって対応が変わってしまうこともあるようです(つまり私はしつこかった

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ホテルまでのバス代も航空会社が持ってくれるということで、2つのファミリーと一緒にホテルへ。
なんていうホテルかもわからないまま、車はすごいスピードで進んでいきます。

17:00 ホテルに到着、翌日の空港までのバスを予約して、ようやく落ち着くことができました。

さすが、急遽だったので2人用の立派な部屋に1人で泊まらせてもらいました(笑)

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しかし、まだ試練はおわりません。

ホテルに話が通じていなかったのか、最初はお金を払わされそうになりました。

そのとき見せたのが、航空会社のスタッフがメモしたホテル名のメモ。

「飛行機が飛ばなくなったので、航空会社がこのホテルを手配した」とメモと一緒に主張したことで、ちゃんと航空会社のお金で泊まることができました。

紙切れに落書きみたいなメモだったんですが、証拠となるものは事件解決まですべてとっておくべきですね。

まとめ

飛行機の欠航・キャンセルに巻き込まれた時のポイント

  • 一番自分にとって最悪の可能性を考えておく(それでも死なないと考えれば、心が落ち着いてくる)
  • 自信を持って主張する
  • ねばれば勝てるので、絶対に諦めない
  • 自分のフライトの状況をきちんと説明する(乗り継ぎ便であることなど)
  • 紙切れ一枚でも物的証拠になる!

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