ギリシャ産のピスタチオをもらいました。
ピスタチオは元々は古代トルコ・ペルシャなどの地中海沿岸が原産です。
現在は、イランのラフサンジャン、ギリシャのエギナ島、トルコ、アメリカあたりが産地として有名。
とれる産地によって味わいが違うらしいらしいです。
アメリカ産ピスタチオがふっくらした優しい味わいなのに比べ、イラン産は、甘みとコクが強く、食感も香ばしくカリっとしているのが特徴です。またギリシャ産はコクと旨みがしっかりあるつつも、軽やかでまろやかな味わいです。
私たちが想像するピスタチオといえば緑色ですが、現地で売られているフレッシュピスタチオは、花のように淡い黄赤色。
ローストしてあっても、皮が付いているものが多いので、赤っぽいのが特徴的です。
せっかくなら現地風に料理してみたい!ということで、
ローストピスタチオを使って、『ピスタチオご飯』を作ってみました。
今回は現地の人に教えてもらったわけではないので、
- 日本の人が作っているレシピ
- 海外のレシピサイトに載っていたレシピ
- ついでに日本人が好きそうな自己流レシピ
の3つをご紹介します。
①日本人が作っているピスタチオご飯


こちらは、栗の炊き込みご飯にピスタチオを加えたレシピ。ほっくりした栗と塩気がマッチした一品です。
日本ではほとんどの人が、炊飯器で炊く際にピスタチオを混ぜます。ピスタチオを使った”豆ご飯”というイメージですね。
味付けはシンプルに塩がベスト。米に塩・ピスタチオだけで十分おいしくなります。
Point!
殻付きのまま炊くと、ピスタチオがしっとりとします。
剥けにくかった殻もすんなり外れるようになるので、硬いピスタチオをどうしようか困っているときは、ご飯の上にのせて炊くのがおすすめです。
その時、ご飯に混ぜてしまわないようにご注意ください(笑)
②海外の人が作っているピスタチオご飯

材料/分量
-
- 米
- アーモンド・ピスタチオ(殻なし)
- 干しぶどう
- ピスタチオオイル or オリーブオイル
- 塩 少々
- 黒こしょう 少々
作り方
- 鍋またはフライパンに油をひき、米を軽く炒めます。
- 炒めた米を鍋に入れ、塩を少々加えて15分ほど炊きます。(炊飯器でもOK)
- 炊きあがったご飯に、くだいたアーモンドやピスタチオ、干しぶどうを混ぜて、黒こしょうと塩で味を整えれば出来上がり。
Point!
海外は、米を炊いたあとにご飯に混ぜるタイプです。
レーズンが入るのも特徴で、米はインド産のバスマティライスが用いられます。
日本米を使用する場合は、少し固めに炊くとおいしく出来上がります。
【BASMATI】【KOHINOOR 1kg】バスマティライス【インドのお米】
③サフランライス風ピスタチオご飯
海外のレシピを見ていて、やはりサフランやターメリックなどの香辛料が合うのではないかと! サフランライス風にアレンジしてみました。
材料/分量
-
- 米
- ピスタチオ(殻なし)・松の実
- サフラン 少々
- 塩 少々
作り方
- ピスタチオ・松の実は袋に入れて、上から叩き、軽くくだいておきます。
- 米に水を加えて、サフランと塩を加えます。
- 15分ほど水に浸けて、サフランの色がでてきたところで炊飯器のスイッチを入れます。(タイマー予約でもOK)
- 炊けたらすぐに、 ①のナッツを加えて10分ほど蒸らします。
- 最後に、黒こしょうをふってひと混ぜすれば完成。
Point!
海外のカリカリした食感も楽しいですが、ナッツを蒸らすことで、日本米とも上手くマッチします。
蒸らしたピスタチオはほっくりした栗のような食感に。
チキンや肉料理のお供に。カレーやビーフシチューとも相性いいです!
あとがき
地中海や中東では、ナッツ入りのライス(いわゆる炊き込みご飯)はメジャーで、レシピもたくさんあります。
ピスタチオなどのナッツ類は、良質な脂質がとれる食品としてアメリカの食生活指針で推奨されているほど、ダイエットや間食にもおすすめの食品なんです。
最後のは自己流ですがおいしくできたので、ぜひ試してみてくださいね♩
次回はギリシャやイランで、現地の人に教えてもらおうっと。