格安航空券の中でも、いつも圧倒的に安いエアチャイナ(中国国際航空)。
ただし、評判やレビューもいつも最低…。
今回は、これまで計4回エアチャイナに乗ってみた感想と、本当に評判通りなのかをご紹介します。
安い航空会社は本当に悪いの?
海外へ行くとき、なるべく抑えたい出費が”飛行機代”ですよね。
一番安い航空券を探すと必ずでてくるのがエアチャイナ(中国国際空港)です。
ヨーロッパ行きの航空券が軒並み10万円を超えてしまう中、エアチャイナだけは8〜9万円。これは試しに乗ってみよう、ということで購入を決めました。
実際に乗ってみた感想としては、チェックインから搭乗まで驚くほど時間どおり。
例えば、7:20羽田発のロンドン行きに乗った時は時間通りに飛び、ロンドン・ヒースロー空港に1時間も早く到着しました。
搭乗までの流れもスムーズで、搭乗口が空いたのは6:45でしたが、きちんと定刻通りに出発。そのほかのエアチャイナ便でも定刻通りに出発しないことはほとんどなかったです。
もう1つ驚いたことは、機内がとてもきれいで清潔感があったこと。
はじめにまだ誰も使っていないトイレに行ったのですがが、日本人が掃除したのかと思うほどきれいだったのでびっくり。
シートも狭くもなく、前の席が空いているときは足を伸ばして座れました。
ちなみにANAと同じ、スターアライアンス提携ですのでマイルもたまります。
エアチャイナは本当に評判どおり最悪なのか
よくレビューに書かれている問題点について、実際の体験に基づいて検証してみました。
機内食がまずいって本当?
離陸後、すぐに飲み物のサービスがあります。
機内食は、JALやANAと比べれば6割くらいの質。パンは乾いてカピカピになっていましたが、チキンは照り焼き風味で万人受けする味付けでした。
まずいというほどでもないが、とびきりおいしいというわけでもありません。
CAさんが冷たいって本当?
どの便でもツンケンしたCAさんはおらず、ニコニコして感じのいい人ばかりでした。
たまたま乗ったフライトがそうだった可能性もありますが、こればかりはどの会社でも運かなぁと。
パンのおかわりや飲み物も気軽に頼める雰囲気で、コップが汚れていたのか、渡す前にCAさんがティッシュで拭いてくれたのが印象的でした。結局、そのコップは使わなかったけれど(笑)
定期的に水いりませんか−?って歩いてくれるので声もかけやすいですし、機内食以外の時間にお酒やドリンクを頼んでも、イヤな顔せずもってきてくれました。
↑寝ていて機内食を食べ損ねると、「起きたら声かけてね」のシールを貼ってくれます
乗客がうるさいって本当?
ヨーロッパ行きの場合、中国人ばかりということはなく、トランジットを利用して帰国するヨーロッパ系の人もちらほらいます。
格安なのでバックパッカーや、若者数人の旅行者が多いです。
がみがみ怒鳴りつづけると言った、怒りっぽい感じの人はおらず、中国系ってだけでイメージしてしまうのはよくないなぁと反省。
たまたま子ども20人連れの団体と一緒になったこともありますが、子どもよりも親の方がうるさかったです。それでも他の航空会社に比べて、特段うるさいという印象は抱きませんでした。
日本語は対応してくれる?
日本発着の便であれば、日本語と中国語、英語の3ヶ国語のアナウンスが流れます。
CAさんが辿々しくも日本語のアナウンスを読み上げているのが印象的でした。
トランジット後の中国ーヨーロッパ便などは、中国語と英語の2ヶ国語。
ドリンクの注文や困ったときは、簡単な英語で話しかければしっかり対応してくれます。
トラブル時の対応について
一度だけ天候不良により飛行機が空港に着陸できないトラブルがありました。
2〜3時間空の上で、天候回復を待たなければならなかったのですが、とりあえず添乗員さんが水が配りはじめたのには感心してしまいました。
さっとしてくれる配慮がすごく有難かったです。機内で騒ぐ人もおらず、皆落ち着いていました。
結論
機内食を除けば、エミレーツ航空やアシアナ航空などと大差ないなぁという印象です。
清潔な機内で2万円近く費用を抑えられますし、コスパ最高ですね!
直行便の利便性には勝てませんが、トランジットをドバイか中国でするなら、安い方でいいと思います。
私の場合は、たまたま態度の悪いCAや乗客にはあったことがありませんが、どの航空会社でも”人による”ので、あまり気にする必要はないと感じました。(機嫌のわるいときだってあるさ、人間だもの)
唯一デメリットに感じたのは、空港の搭乗口が端っこの方にあることくらいでしょうか。今まで乗ったどの航空会社よりも時間厳守な印象を受けたので、早めに搭乗口にむかうのがおすすめです。