6月某日。暑い日本から脱出できた!と喜んだのも束の間、
思いがけない北欧の暑さにヘロヘロになっている管理人です。
今回はヘルシンキにあるコワーキングスペース『Helsinki Think Company』に行ってきました。
『Helsinki Think Company』とは?
ヘルシンキ大聖堂から徒歩1分。
周囲にはメトロやバス停がたくさんあるので、とてもアクセスが便利な場所にあります。
ヘルシンキにコワーキングスペースはいくつかありますが、この施設はGoogle Map評価★4.7という高評価で、すごく気になっていたんです。
その理由はだれでも「無料」で使えること!
果たして本当に無料なのか?設備はどうなのか?
フリーランスやデジタルノマドが気になるその実態をご紹介します。
建物自体がフリーランスのためのような場所
結論からいえば、ココは建物自体がフリーランスやスタートアップのためのような場所でした。
まるでデザインオフィスのような玄関を抜けると、
1階にはカフェやショップが入っています。
ブラックが効いたカッコいい空間で、さっそく作業している人々の姿が。
真ん中にはステージと音響設備があって、スタートアップやベンチャー向けのイベント、コミュニティ形成の場所として使われているそうです。
もちろんここで仕事をしてもいいのですが、階段で2階へ上がります。
ここが、コワーキングスペース『Helsinki Think Company』。
階段を登った先には、木の香りがするワークスペースがぐるっとフロアを囲むように広がります。
奥にはガラス扉で仕切られた作業スペースがあり、誰でも自由に使えるスペースと法人用のレンタルオフィスに分かれていました。
【館内MAP】
木の香りが清しい、落ち着くワークスペース
掲示板には、この施設の使い方とWi-Fiのパスワードが書かれています。
左の通路の先にはクロークやロッカー、清潔なトイレが3つ。
ヘルシンキのトイレは基本男女共用、このマークがあったら普通に入って大丈夫です。
駅や道路にある公衆トイレも男女共用なのではじめは戸惑いましたが、なるほどこれもジェンダーレス先進国ですね。
しかし筆者はビビリなので「これだけの施設が本当に無料なのか」「あとでスタッフの人に怒られたらどうしよう」と不安に。
というわけで、フロアの端にいたやさしそうなお兄さんに確認しました。
本当に無料で、登録なども一切いらないそうです。
さらには奥のガラス扉で遮られたスペースに連れて行ってもらい、スタッフらしき人にも紹介してもらいました。
「この中も自由に使っていいよ」
「飲み物・食べ物の持ち込みOKだよ」
と英語で教えてくれました。
区切られた法人用レンタルスペース以外は、ガラス扉の中のスペースも自由に使っていいのだそう。
北欧の人は英語が話せるとは聞いていましたが、カフェでも会話でも当たり前のようにサラッとでてくるのがすごいですね。
日本人とちがって、“話し慣れている”感がすごいです。
実際に利用してみた感想
1階のカフェで飲み物を買い、3時間ほどもくもくと作業。
ほのかに木の香りが漂う、清廉な空間で仕事もはかどります。
ヴァンター空港でも思いましたが、ヘルシンキには木材を生かした建築物が多いなぁとしみじみ。日本のヒノキ風呂ではないですが、本当に香りがいいんです!
各テーブルの下にはコンセントがあり(プラグはCタイプ)、 ちょっと高めのハイテーブル〜ローテーブルまで充実しています。
ソファはほど良い固さで居心地がよく、さすが北欧クオリティ。
近くにはヘルシンキ大学もあるので、窓からは学生たちの姿が見えました。
筆者が訪れたのは、平日のお昼頃。
フロア全体には10〜15人くらいの人がいました。
数人のグループで作業する人もいれば、ビデオ通話している人もいて。
私語厳禁というわけもないですが、みんな集中して作業していました。
いつも以上にやる気がでて、その後もフィンランド滞在中に訪問。
1階のカフェにはサラダやサンドウィッチが充実しているので、1日じっくり作業できます。出入りも自由ですしね!
あ、カフェには炭酸入りのミネラルウォーターしか売っていないので、苦手な人は事前にコンビニやスーパーで買っていくことをお勧めします。
まさにフリーランス&デジタルノマドのための空間という感じで、とても快適なコワーキングスペースでした。
フィンランド・ヘルシンキを訪れた際にはぜひ行ってみてください。
ではでは。
- Helsinki Think Company公式HP→https://thinkcompany.fi/