ロンドン

海外で「日本食を食べるのが大変」はもう古い?ロンドンで寿司が飽和している話。

2018年9月30日

「海外で日本食を食べたいと思っても高いし、なかなか難しいよね」

旅にでる前に、そんな風に不安を覚える人も多いのではないでしょうか。

ロンドンに限っていえば全く心配ありません。何故ならむしろロンドンは寿司で飽和状態だからです。

昔は旅にでると日本食が恋しくなるのが常でしたが、海外の日本食=高いというイメージはもう払拭されてきました。

それでも海外にきてまでわざわざ日本と同じものを食べるのはちょっと…なんて思う人もいますよね。

しかし暮らしながら自由に旅ができる現代に至っては、その考えももういらないかなぁと感じています。

海外には日本のチェーン店が軒並み進出していますし、むしろ体に慣れ親しんだものを食べた方が体調を崩す心配もありません。

日本国内でも世界中あらゆる食材や料理が手に入る時代です。世界中どこにいても自分の味覚にあった食べ物を楽しめるなんて最高じゃないですか。

そんな中、日本人が海外で物議をかもしたくなる「Sushi」について今回はロンドンで何が起こっているのか見てきました。

 

世界標準となった「Sushi」

海外で1番浸透している日本食といえば「Sushi」です。

はじめてロンドンを訪れた人は、その寿司だらけの現実に驚くことでしょう。実際に私もびっくりしました。

歩いてすぐに寿司…また歩いてすぐに寿司….

10分歩けば1件、寿司レストランが見つかるからです。

日本人が思っている以上に、海外とりわけロンドンでは日本食は当たり前の存在になっていました。

bentoやwasabiといったチェーン店が展開され、東京でいう23区に1店舗以上みつかります。

ただ気になったのは、日本でいうカウンター式のお寿司屋さんとは違ってチェーン店が多いこと。

ロンドンで寿司は健康でセンスの良いお手軽なファストフードと化しているのです。

こんな風に「bento」や「itsu」といったチェーン店が続々あり、寿司とサラダの惣菜が当たり前の状態です↓

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どれくらいお手頃かといえば、スーパーでも当たり前に変えます↓

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ロンドンのスーパーは日本ほどお惣菜が充実していませんが、寿司だけは一区画設けられるほどたくさんあります。

もはや寿司=珍しい・高級というイメージはありません。

 

日本における「寿司」と海外の「Sushi」の違い

日本の無形文化遺産の1つでもある寿司ですが、海外でいう「Sushi」は「寿司」から派生した新しい料理として確立しています。

ネタはサーモンやアボカドを中心に照り焼き系やツナサラダなどが人気。

海苔は巻いていない or 内巻きで、あまり海外の人に受け入れられていないので使われません。(黒くて得体の知れない、海苔という食べ物ははなかなか浸透しにくいようです)

脂身の多い魚を使うのが特徴で、ヒカリモノと言われる秋刀魚やサバは滅多にありません。白身魚も少なめで赤身が多いですね。

手で掴むような習慣がないため、日本で当たり前の“握り”よりも“巻き”が主流です。

ロンドンの日本食屋さんで実際に食べたお寿司↓

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日本でもスーパーで買えるパック寿司と、築地のカウンターで食べる寿司が違うように、 海外の「Sushi」は、健康的なファストフードとしてお手軽なモノと、芸術品としてレストランで食べる「Sushi」に別れています。

日本で高い・安いの違いといえば、魚の鮮度、シャリの質など、目に見えない素材や技術へのこだわりで評価されていますが、 海外の「Sushi」では、見た目の美しさ・斬新な組み合わせといった芸術性が目につきます。

日本人からみると「こんなの寿司じゃない!」と憤慨してしまうかもしれませんが、私たち日本人が想像する「寿司」と「Sushi」はもはや別の食べ物

どちらが良いというわけではなく、その国の性質に合わせて料理の形や性質が変化しているものではないでしょうか。

例えば、中国では水餃子が当たり前ですが、日本に伝来して焼き餃子に発展しました。

香辛料たっぷりのインドカレーは、日本ではお手軽なルーでまろやかになっています。

そんな風に、味や見た目、使う食材が変わるのは、その国の文化的な価値観や習慣によるもので、環境にあわせた変化なのだという気がしています。

 

最後に…

海外で日本食を食べるのは意外と簡単です。

ただ全く同じ味、材料を求めるのは難しいかもしれません。

「Sushi」と言えばもはや海外で通じないところはありません。

けれど寿司は「Sushi」として、その国の庶民的な料理〜高級料理としてアレンジされるくらい変化していました。

『日本の寿司とは少し違うけど、これもおいしいね』くらいの心持ちで現地の食を楽しめたらいいですよね。

まぁ一番言いたいことは、海外で食べる日本食において日本と同じ味をイメージするとがっかり感が大きいので気をつけて、ということです(笑)

余談ですが、今さら海外で”寿司レストラン”で一儲けしようと思っても時すでに遅し。

寿司だけでなく、うどん・そば・お好み焼きとあらゆる日本食がすでに進出しています。

今後ロンドンで出店するなら唐揚げがおすすめ。韓国に日本に似た”チキン”の唐揚げがあるのですが、どのマーケットでも行列ができていました。

欧米のフライ料理とは違い、肉に味が染み込んだカラッと揚がった唐揚げはかなり需要がありそうです。

筆者と一緒にロンドンに”唐揚げ屋台”を出資したい人はぜひご連絡ください(笑)

最後までご覧いただき、ありがとうございました。







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